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有機野菜
やっぱりというか当然というか
学生時代の友人たちとの京都旅行は「食」が中心だった。
泊まるのはホテルでも食事は「町家」にしようと、朝一番に相談するのは食事の場所。
「若い力でがんばりますよ」と誘う人力車の男の子にいい気持ちになり、青蓮院、知恩院、八坂神社、野々宮神社、大河内伝次郎山荘、清水寺・・・といろいろ廻っても、
メーンは食事。
 町家は、鰻の寝床風の間口が狭く奥深い民家を改造したもの。
中央に坪庭があって、風通しがいい。
不思議とどこの町家も構造が似ていて、トイレの位置まで同じだった。
まったく看板を掲げず、格子戸の上に実物のフォークを飾った「月曜日のフォーク」
ここはイタリアンだったのだけど、味はまぁまぁ。
たまたま臨席に婚かつ中の40才くらいのカップルがいて、女性のねっちこい質問にしどろもどろに答える男性。トリフュの味をより濃厚にしたててくれた(笑。

 

「松富や寿いちえ」は「おばんさい」を頂けるとあって、一番楽しみにしていたお店だった。「おばんさい」とは家庭的なご馳走ごはん。
京都産の有機玄米、国産無添加味噌汁はもちろん、京都の有機野菜の料理、無添加のこだわり調味料もグー!
料亭にあるような豪華な食材はないものの素材をいかした薄味で繊細な味に満足なのでした。
具材を説明してくれる男の子も丁寧で熱がこもっていて、
京都の男の子はなんだかやわらかい(笑。

今でこそ有機野菜ブームだけれど、
じつは、わたし、25年くらい前に有機野菜にのめりこんでいた。
当時、隣家は有名な俳優さん一家がいたのだけれど、
そこには火曜日は「なが○○兄弟商会」土曜日には「やまぎし」が売りにきていた。
曲がった胡瓜や虫食いだらけのキャベツを喜び、おいしい卵や牛乳を求めていたのだ。
遠方まで車で出向き、酵母で焼いた硬いパンをまとめ買いし、農家の人にたのんで無農薬の果物も手に入れていた。幼い子供の口には安全なものを、そう思っていた。

今日「1Q84」の一巻を読み終えた。
あのころはたしかに1984年ころで、
わたしはうすうす兄弟商会が左翼崩れであることも、「やまぎし」が特殊なコミュニティであることも知っていたとおもう。
だから「買う」と言った友人もいた。
 
「1Q84」は明らかにオウムとエホバの証人とおもわれる団体がでてくる。
わたしは新興宗教にのめりこむということはできないけど、なぜか関心は深く、
なぜ、かれらはのめりこめるのだろう?が、今も続いているらしい。
春樹さんの小説は、いつものことだけど、ぐいぐい引っ張られる。
1984年ころの光景がリンクし、熱を帯びて頭の隅で脈打っていた。
虚構の世界と現実が折り重なり、つれていかれる。

ここは見世物の世界
何から何までつくりものでも
私を信じてくれるなら
すべてが本物になる。

"It' Only a Paper Moon"

もったいないことに一巻を二日で読んでしまった。
二巻はもっとゆっくりたのしんで読もう。。。。
| いら | 思う | 19:32 | comments(0) | - |
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