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小川糸『食堂かたつむり』


食べること大好きですから「かたつむり」は理想です。
ゆったりとした時間で料理を想像し、食材を慈しみ丁寧に包丁をおろす、そしてバランスよく料理する。できあがったものを喜んで食べていただけたらたぶん幸せな気持ちになるとおもう。大きな喪失感も薄れるかもしれない。それほど食って「生きる」ことなのだ。

近年ではマドンナで有名なマクロビオテック、季節の食材を頂き、一物全体、つまり穀物も自然なままで根菜は葉っぱまで、魚は骨まですべて丸ごといただく、そういう精神が貫かれていて、すがすがしい気持ちにもなる本でした。
けれど「木靴の木」で観た豚の解体シーンが目の前にチラつくこともあって、わたしってまだまだ気持ちが上滑りしているとおもったところも。

人の心の中は泥水だ、と作者は語ります。魚が暴れれば濁ってしまう。
泥水は静かにしていれば濁らないのです。
けれど、泥水を澄みきった水にする方法があるとしたら、たぶん「食」もそのひとつ。
そうおもって料理を慈しみたいとおもったのでした。

JUGEMテーマ:日記・一般


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