annex irabako

<< ラスト・コーション | main | 高濃度酸素 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| スポンサードリンク | - | | - | - |
海堂尊『チーム・バチスタの栄光』


医療ものというと、難解な言葉がてんこもりで固っくるしく、
大学病院の派閥もので、シリアスか、とおもっていたら、違ってた。
現役医師の書いたこのミステリー、
シリアスとユーモラスのバランスが絶妙でおもしろかった。

主人公の「不定愁訴外来」の医師、田口は熱血漢でもなく上昇志向も無く、ちょっとひねくれキャラ。下巻に登場してくる火喰い鳥のあだ名を持つ変人役人、白鳥は超強烈で、そのあつかましさが妙に痛快。
この凸凹コンビがチームバチスタの術死を検証していくのだけど、引いたり攻めたりと心理学を駆使した極意に添っていて、読みながら感心したり頷いたり笑ったりと、ページをめくる指を喜ばせてくれる。
「言葉は輪郭を削る。人は自分の言葉で自分を削る。」なんていう考えさせる言葉も散りばめられているしね。
もちろん、登場するすべてのキャラがしっかり立っていて、人間ドラマの様相もたっぷり。比喩的な表現は好みだし、医学的なことも丁寧に説明されていて興味深かった。
人を動物の喩えるとこなど、想像たくましくなってプッとなることがたびたびで、たとえば、キレもの変人の白鳥のゴキブリには吹き出してしまった。たしかに実際、側には絶対いてほしくないタイプで、神出鬼没ですばしっこく、しつこい(笑。

なんだかほめっぱなしだけれど、ミステリーとしてはそんなに捻りがあるわけでもないとおもう。犯人をつきとめるまでの、田口、白鳥のコンビの鮮やかさが魅力かな。

でも、予定の無い一日に、凄い充実感でした(笑。

映画の方では阿部寛が白鳥?うーん、わたしの妄想イメージとは違うなぁ。それに、田口が女性で竹内結子?!うーうぅ、がぜん(?)観る気が失せてしまいますね。

JUGEMテーマ:読書

| いら | 読む | 19:19 | comments(0) | trackbacks(0) |
スポンサーサイト
| スポンサードリンク | - | 19:19 | - | - |









http://irarun3.jugem.jp/trackback/601
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
<< March 2017 >>
+ SELECTED ENTRIES
+ RECENT COMMENTS
+ CATEGORIES
+ ARCHIVES
+ LINKS
+ PROFILE