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ボルベール(帰郷)


アルモドバル監督描く女性はあでやかで、強く満開の花のようだ。
たとえ男を惑わす東風のあおりをまともに受けても、したたかに母として女として咲きほこる。
それがまぶしい。
そーいえば、オゾン監督の「八人の女たち」も殺人があったとしてもあでやかで強く女らしさを失わなかった。ホモ男性の理想像なのか、とかんぐってしまうのよ(笑。


「ボルベール」はアルモドバル監督らしく色彩が豊かで、とくに赤色が印象的。車、服、そして血の赤。燃えさかる赤が女性たちの中にも見えるかのよう。
この極彩色だけでも2時間たっぷり酔わせてくれるのだけど、なんといってもペネロペに目が奪われた。彼女の作品をあまり見たことがなかったのだけど線が細く可憐なイメージはいずこへ…「ボルベール」の彼女がペネロペの真の姿であると断言したくなるほど、美しくて魅力的!ソフィア・ローレンのような迫力。執拗にペネロペを嘗め回す(笑)カメラによって、女でありながらため息がもれたのでした。

さて、ストーリー。これが過激で重いのにかかわらず、それらを払拭するような軽快さで淡々としているのです。哀しみを底辺に置きながら「ママのおならの匂いがする」なんていう奇抜なセリフで滑稽さを醸しつつ、生々しい「生」を感じさせるわけで、このテーマで他の監督が描いたらまったく180度違うどろどろとしたドラマチックなストーリーになったとおもう。

女はいくつになっても、母であり娘であり女である。
それを描ききった監督の女への憧憬、畏怖、賞賛を感じた映画でした。

にしても、スペインの女たちの熱烈なキスの音!
すさまじかったなぁ(笑。

2006年・スペイン
| いら | 映画ーは | 22:50 | comments(2) | trackbacks(0) |
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今回はかなり奇想じみた設定でしたが、何度か不覚にもホロっときちゃいました。
桐野夏生の小説みたいな世界観を、アルモドバルの母性を見つめる視線が映画を硬軟織り交ぜながら艶やかに仕上げていく。
ペネロペはハリウッドよりもこっちのほうが全然いいですよね。
| Taka | 2007/07/19 7:48 PM |
うん、わたしも歌のところでは涙が滲んでしまった。
さらっと作られているけれど、じつは凄く重いよね。
「艶やかに仕上げていく」
すてきな表現ですね。この映画にぴったりですね。

ペネロペ、良いですねぇ。
とくにスペイン語でまくしたてる唇がセクシーでした。
| いら | 2007/07/20 7:45 PM |









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