annex irabako

<< プラダを着た悪魔 | main | 虹の女神 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| スポンサードリンク | - | | - | - |
バベル


繋がらないものが描かれているはずなのに、
映画を観てから三日目。繋がっているものが温度を持って心に残っている。
銃を折る少年。
幼子を守る乳母。
妻を介助する夫。
裸の娘を抱く父。
そして、金はいらないと言う男。

皮肉にも「バベル」がモロッコ、アメリカ、メキシコ、日本を繋ぐものは銃だった。
まるで銃は人の愚かさを知らしめるための神の下した罪のよう。その銃が残酷にも世界を点で繋いでいく。



貧しく素朴な国、モロッコ。
銃の威力に半信半疑な少年が引き金をひいてしまう。まったく悪意など無い。事の重大ささえ解らない素朴な生活の果ての悲劇がおこってしまう。
豊かな国から差別される貧しいメキシコ。
危険な国と差別されても、かれらにとっては天国。陽気なメキシコでは歓喜の印として空に銃が放たれる。
素朴な顔、陽気な顔。彼らにとって銃は何なのだろう。銃は豊かさを得る道具なのだろうか。
そして、豊かな国、アメリカ、日本。
すでに銃王国となってしまったアメリカ。自分の身を守るために疑心暗鬼になり、差別、傲慢、自己中。なのに豊かさゆえの不安がかれらを覆う。満たされない顔、顔。
つぎに銃規制がされているものの日本はどうであろうと、映画は語ってくる。アメリカのように民族間の差別はないものの差別は歴然と見え隠れしているし、平和という名のもとに快楽を求める日本の若者の顔が不気味すぎる。かれらは群れることで何かができる。銃を手にしたら…。



この映画の中でわたしが印象的だったのはやはり日本のチエコ。
チエコが「ママはベランダから飛び降りたの」と語る嘘が重い。
銃が無くても人を殺してしまうものがあるということ。
まるで銃で撃たれたかのように痛かった。

人が神に近ずこうとバベルの塔を作ったように、人は愚かなことをしてしまう動物。
でも、顧みるということができるのも人だ。
この映画が痛いのにもかかわらず、すとーんと落ちてくる温かさを、
わたしは信じたいとおもった。

書きたいことの半分も書けてないゴミのような駄文でお恥ずかしきなんですが(写真でごまかしてます)とにかく、すばらしい映画でした。
評判どうりに菊池凛子さんの存在感が凄いですし、モロッコの少年の目も忘れられません。そして、二階堂智という男優さんに要チェックでしょう(笑。

アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ (監督)
ブラッド・ピット、ケイト・ブランシェット、ガエル・ガルシア・ベルナル、役所広司、菊池凛子、アドリアナ・バラッザ、二階堂智
| いら | 映画ーは | 20:00 | comments(2) | trackbacks(0) |
スポンサーサイト
| スポンサードリンク | - | 20:00 | - | - |
いらさんいつも楽しみしています 考えさせられるバベルだね 女性の争い事はたかが知れているけど どうして男性はこう戦争したり争いごとがすきなんだろう、、時々そう思ったりする
| どんぐり | 2007/05/02 6:47 AM |
やぁ、やぁ、どんぐり!こんばんは〜。
コメントありがとうーね。

いや、でも、読み返すと自分が何書いているのかわからないのよ。まじに。もっと考えて書けばよかったわ。「バベル」に対して失礼だよね。

チャンスがあったらごらんあれぇ〜。
| いら | 2007/05/02 9:47 PM |









http://irarun3.jugem.jp/trackback/536
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< May 2017 >>
+ SELECTED ENTRIES
+ RECENT COMMENTS
+ CATEGORIES
+ ARCHIVES
+ LINKS
+ PROFILE