annex irabako

<< 「新しい」に弱すぎ | main | ブラック・ダリア >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| スポンサードリンク | - | | - | - |
隠された記憶
 

ハネケ監督といえば、たぶん「ピアニスト」しか見ていない。
妙な笑いを醸し出されながら、じつは母の娘に対する罪の大きさにおののき、インパクトの強さは宇宙規模であった。とーぜん監督の名前はくっきりと刻まれ、イザベル・ユペールふぁんになり・・・。
で、「隠された記憶」

人気キャスターのジョルジュは妻アンと息子ピエロとともに裕福で幸せな生活を送っていた。 ある日、彼らの住居を外から撮影しているビデオテープが届けられる。次に届けられたテープには ジュルジュの過去に纏わる風景が。不気味な絵も添えられていて家族は不安と恐怖に陥っていく。
でも、ジュルジュ自身は封印されていた過去と向き合うことになる。
という衝撃的なシーンてんこもりのサスペンス。

盗撮されているというのは気持ち悪い。見られる生活をしているのに、それをつきつけられると不安になる。不安はその背後を想像させ、自分の封印していた罪を炙り出すのかもしれない。
子供のころの他愛ない「告げ口」がいかに自身に罪として重石になっていたか。
善悪の判断がついたころに下したその罪への悔い。できれば忘れさったままにしておきたい。無いことにしたい。
でも、何者かによって暴かれてしまう。ひいては自分で暴いてしまう。
不安と怒りは相手に自分に恐怖をともない向かってくる。
わたしも子供のころの他愛ない告げ口や悪戯を封印しているかもしれない。
たぶん、暴かれるのを恐れて。

背景にはフランスの加害者、被害者の歴史も織り交ぜてあるのだけれど、
封印されても消えないものだとおもう。傷は両者に居座り続ける。
日本だって同じこと。両者が存在している限り、隠すことはできない。
加害者と被害者はまるでサイコロのように入れ替わる。

で、犯人ですけど、
公式ページに示唆しているように、学校の階段シーンにあるのだろうとおもう。
たしかにすべては繋がってくるかもしれない。
でも、それはそれほど重要なのだろうか。
それぞれの想像の中で悩ませる楽しさでは、とおもった。

仏。ミヒャエル・ハネケ(監督)
ダニエル・オートゥイユ、 ジュリエット・ビノシュ、 モーリス・ベニシュー
| いら | 映画ーか | 13:52 | comments(0) | trackbacks(0) |
スポンサーサイト
| スポンサードリンク | - | 13:52 | - | - |









http://irarun3.jugem.jp/trackback/484
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
<< March 2017 >>
+ SELECTED ENTRIES
+ RECENT COMMENTS
+ CATEGORIES
+ ARCHIVES
+ LINKS
+ PROFILE