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静かな雨とWATER WATER CAMEL
静かな景色の中で
静かに雨が降っている。

「考えないようにすること」と言われて「訓練してみるね」と答えたのだけど、この静かな光景が私には必要な訓練のひとつのような気がする。音楽はゐさんのコミュで見つけたWATER WATER CAMEL。数年前、オルタナティブに奪われた心がよみがえる。
「今夜街を出よう」のバックにポワン、ポワンと入る音がまるで田舎電車にゆられているように心地いい。
たぶんアレは学生のころのぶらり各駅停車の旅だった。乗客は私たち三人だけで、油の匂いが鼻につくおんぼろ電車にはときおりおじいさんや地元の中学生が乗ってきて次の駅でいなくなった。今考えると、不思議なのだけど最後部にはデッキがあって、私は命知らずなマネをしながら、体の中を風が通過する心地よさに恐ろしいほどの開放感があった。あれは夢だったのか。いや、握り締めたこぶしや友人の笑顔もおぼえてる。
つぎは「ツクヨミの心」
昼だというのに月のある光景になる。
イザナギの右目から生まれたツクヨミ。アマテラスとスサノオという対照的な性格を持った神の間に何もしない神を置くことでバランスをとったと言われている月の神。月は何もしないのが似合いすぎる。
何もしないで歳を重ねてきた間のことをおもうことがふさわしい。
箪笥の一番上の奥。そこには25年前の手紙が一通しまってある。「君は笑顔を忘れないでほしい」のところが涙で歪んでいる手紙。世の中を憂い潔白に生きようと戦った彼は「これは挫折ではない」と言い残した。数年後の再会で、あいかわらず幼く曖昧な私に向かって「ついて来て欲しい」と彼は言ったけれど、真意はたぶん違うところにあったのだとおもう。記憶はどんどん白濁色になり、そのままツクヨミに預けたままだ。

数回、WATER WATER CAMELを聴き音を止めると、強くなった雨の音がなだれこんできた。
夏終わりますよ、のサインかな。もう、9月なんですね。
こんなに夏がなごりおしく思うなんて、始めてですよ。
| いら | 聴く | 12:45 | comments(0) | trackbacks(0) |
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