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ミリオンダラー・ベイビー


こういう話だったのか・・・と、「海を飛ぶ夢」がオーバーラップした。
エンドロールが涙で歪んで席を立てなかった。
外に出て、オフにしていた携帯をみると叔母の死を伝えるメールが入っていた。人は必ず死ぬわけだけど、私は後悔しない人生を歩んでいるのだろうか、と新潟に向かう新幹線の中で考えていた。


「ミリオンダラー・ベイビー」は
女性ボクサーと老トレーナーの魂の交流の物語だ。

貧欲に栄光に向かう女性ボクサー(ヒラリー・スワンクは賞賛に価する!)の姿は、ボクシングを正視できないわたしには痛くてたまらなかったけれど、目的のはっきりとした彼女の生き様は張り詰めた一本の糸のようで眩しく美しい。ほんとーに美しい。
イーストウッドとモーガン・フリーマンは彼女の生き様に魅せられていき、彼女の魂に感応しているかのようだ。おそらく観客であるわたしたちも同じ気持ちになっている。
そして、彼女の糸が突然切れる。切れながら「父の犬のように・・・」にの言葉が発せられる。「モ・クシュラ」を彼女に贈った老トレーナーは逃げることなどできるはずがない、とわたしはせつなさで胸がいっぱいになっていた。
わたしはカトリックでもないし、カトリックを詳しく知っているわけではない。神の教義は真理を現している。それは確かなのだろう。でも聖書に書いてあることは真理の手がかりとなる「言葉」ではないだろうか。
たいせつなのは真理を感じることのように思う。「言葉」に左右されずに、自分の魂に素直になることのように思ってしまう。

しばらく神についてもやもやとしていたけれど、イーストウッドの選択は究極の救済、いや、愛だったと、わたしは自分の中で消化しようとしている。
にしても、「血よりも絆」はわたしに残された課題かもしれないな。


クリント・イーストウッド(監督)
クリント・イーストウッド、ヒラリー・スワンク、モーガン・フリーマン
| いら | 映画ーま | 00:05 | comments(9) | trackbacks(0) |
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TBありがとうございます。
やっと「涙ぐむ」状態を脱しつつありましたが、こちらの記事で、また…。もう一度観に行こうと思っています。「海を飛ぶ夢」よりも納得できた、という方が多いですね。
>後悔しない人生
難しいです。ただ思うのは、幸福かどうかというのは、本当に自身が決めることなのだな、ということでした。
| あかん隊 | 2005/06/09 11:13 AM |
コメントありがとうございます。
あかん隊さんのBlogは2号さんのところから飛び、お気に入り登録しましたっ!

「海を飛ぶ夢」と決定的に違うのは「血」なんですね。「海〜」のせつなさは家族の愛が濃いからかもしれないと、薄情この上ないスワンクの家族を見ておもいます。だからこそ「血」を超えて、すべてを背負うイーストウッドの姿は酷く感動してしまうのかもしれないです。
わたしも再見したいなぁ。
| いら | 2005/06/09 11:49 AM |
こんにちは。

ぼくは映画から、
なにか人生についての教訓めいたものを学ぶつもりは全くないのですが、
それでもごくたまに、
観たあと、じりじりと胸のなかでくすぶりつづけて
いつまでも意識を離れないような映画があって、
まるで、いわゆる聖典のように、折りにふれてその映画のシーンを参照したりする作品があるのですが
『ミリオンダラー・ベイビー』はそういう一本になりそうです。

そういう映画って、登場人物が生きているんですよね。
マギーが「わたしは生きた」と言うとき、
単にキャラクターとしてよく描かれているという以上に、観客のなかで命をもってしまう、ということがあるんだとおもいます。
ほんとうに美しい生き様でした。

彼女の部屋の、ガランとした質素なつくりが、ひたむきな生き方を象徴するようで印象ぶかいです。
もってきたビデオテープをみようとするフランキーとのやりとりがおかしかった…。
| 2号 | 2005/06/09 6:13 PM |
こんにちは。
ずしっと効いた映画でした。
私は、マギー、フランキー、スクラップの3人がお互いにその闘うものとしての自己の真の理解者として見出しあえたことを悲劇の中の光みたいに感じました。2人でなく3人で補完しあう関係というのもうまいと思いました。
本当に少しの無駄もなく組み立てられた感じでした。
| ningyo | 2005/06/09 8:39 PM |
こんばんは〜2号さん。
コメントありがとう。

くすぶり続ける映画ってあります!あります!
もちろん私にとっても、この作品はその一本になるみたいです。ほんとうはガツンと凹んでしまうのに、勇気みたいなものをもらった不思議な作品でした。スクラップの語る手紙がまたすごくよかったですよね。

とはいっても、ボクシングの試合はやっぱり、見ていて痛いです。綿棒を見るたびに痛さがよみがえりそう。

>ningyoさん、こんばんは〜
コメントありがとう。

そちらで「さん」を抜かして書いてしまったみたいね。ごめんなさい。いつものあわてものです。

そうそう、ソウルメイトという言葉を思い出しますね。魂が繋がりあう・・・。なかなかそういう人に出会えないものだと思います。酷すぎる家族に囲まれていたマギーだけれど、ある意味しあわせだったのでしょうね。
これは傑作だと、わたしもじわじわきています。

| いら | 2005/06/09 11:28 PM |
私もやっと観ることが出来たんだけど、泣くというよりは怒りに震えてしまったの。
いろんなことに腹が立って、腹が立って・・・(笑)

孤独な魂の触れ合いを描いていたんだろうけど、私的にはボクシングのシーンよりはそういうシーンがもっと多ければ嬉しかったかも?(^^ゞ

いずれにしても衝撃的な作品でした。
もう1回観たいです〜♪
| REX | 2005/06/10 6:53 PM |
REXっち、こんばんは〜

マギーの家族!えげつないよね。
いやぁ、ほんと!あんな母親とか姉妹とか実際いるんだろうか、と思うくらいでしたよね。それに返事を書かない娘も。
まぁ、そこがあまりにもベタな作りだなあと感じちゃうんだけど、腹が立ってしょうがなかったよ、私も。ボールペンを口に差し込むかぁーーー!ごらーっ!ばかー!と叫びたいくらいだったですよ。

どうも時間がとれそうもないので、レンタルになったら、必ず再見するつもりですよ。


| いら | 2005/06/10 9:55 PM |
すごいタイミングで見ましたね。人生と映画はときどき交差します。映画を見ることは体験だと思います。
って、カッコよすぎ?
| denkihanabi | 2005/06/18 2:37 AM |
debkihanabiさん、こちらにもカッコいい!コメントありがとう。嬉しいです。これからもよろしくお願いします。

劇場を出たときは、ほんとびっくりしたんです。
だからこそ、通夜に向かう新幹線の中でいろんなことを考えましたよ。

「ミリンダラーベイビー」は叔母のことを抜きにしても、わたしにとっては、かなり後引く映画なようです。

| いら | 2005/06/18 11:52 PM |









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